top of page

土壌処理

新築時に行う予防処理

ヤマトシロアリやイエシロアリは、一般に地中を通って建物内に侵入してくることが多いので、建物の基礎の内側や束石の周囲、その他シロアリが通過する恐れのある土壌を薬剤で処理することが、シロアリの侵入を防止する最も効果的な方法になります。通常は、土壌表面に薬剤を散布し防蟻層を形成します。最近では、防蟻効果の他に土壌からの水分蒸散防止を目的とした土壌被膜形成工法やシート工法も採用されています

ベイト工法

ベイト工法-1

ベイト工法という名称は、シロアリの駆除剤を混入した餌(ベイト剤)をシロアリに摂食させて、シロアリの集団を死滅させるシステムに対して(社)日本しろあり対策協会が付けた名称です。

ベイト工法のコンセプトはIPM(総合的害虫管理)の理念に沿ったもので、レスケミカル(少量 の薬剤)によって薬剤の環境負荷を低減するシステムです。この工法は、従来工法の約千分の一という少量 の薬剤を使い、しかも、その薬剤が環境へ流失しない閉鎖系のシステムです。

ベイト工法は、予めシロアリの好む餌(薬剤は入っていない)を入れたモニタリングステーションを地面 に埋設し、シロアリを発見したときにベイト剤をセットする方法と、ベイト剤を入れたベイト・ステーションをシロアリが生息している箇所に限定的に設置する方法とがあります。

ベイト工法-2
bottom of page